




動物とひとのあいだ。
¥33,000 税込
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material : Oven china clay, acrylic paint.
size : 8.6cm(Height)
晴れと雨のあいだ。
生と死のあいだ。
肌と空気のあいだ。
動物とひとのあいだにグラデーションがあるとするなら。そんなコンセプトのシリーズです。
動物でもない、ひとでもない、そのあいだ。
しっぽはないけど、耳がある。
土の中の根っこと、空気中の粒子の模様。
愛嬌のある表情と、どこかポップな存在感。
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~制作にまつわるこぼれ話~
作家になる前の研究員時代、顕微鏡を通して細胞を観察する日々を過ごしていました。
肌をどんなに凝視しても、細胞は目に見えません。でも顕微鏡をのぞけば、そこは細胞の粒の世界。体中が小さな小さなつぶつぶでできている。そのつぶつぶでさえ、分解すればまだまだ小さい。
空気中にも目には見えない粒子が敷き詰まって、私たちの体はそれを吸ったり吐いたり、体内にあるものと交換しながら生きている。ミクロの視点で見つめると、私たちの境目は思ったより曖昧で、世界と溶け合うような感覚になる。
私たちの"生きる"がまた新たな新鮮さを持って見えてくる気がします。
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〜制作過程〜
陶土の作品は、すべて一点もの。
ひとりずつ、生きる気配をとらえるように、手びねりで形づくっています。
何日もかけて乾燥させ、土台を研磨してなめらかにし、化粧土を筆で重ね、重ね、研磨を繰り返しながら、ふっくらとした肌をつくっていきます。
触れたときに、少しだけ息をしているような、そんな気配を宿すように。
化粧土の工程が終わったら、ふたたび乾燥させながら、ひとりずつ微調整する時間をもちます。
光に当てたとき、色んな角度から、その子の声を聴くように向き合います。
焼きあがった肌には、ほんのりと、血色のような焼き色があらわれます。
それは朝の光で目覚めたような、あたたかな色。
ベージュ色の作品は、塗料を使わず、ベージュの陶土と、白い化粧土だけの素材の色合いを活かして制作しています。陶土の上に重ねた化粧土を彫りこむことで、様々な模様を描きます。
土の粒子の凹凸、焼き色のあたたかさを、よりお楽しみいただけます。
色のついた作品は、かなしいときも、うれしいときも、心に寄り添う色合いにこだわり、一色、一色、時間をかけて重ね合わせ、つくっています。
黒に見える作品も、真っ黒でなく、ブルーや他の色を混ぜあわせ、ほんのりスモーキーな柔らかい色合いにしています。
作品たちの表情は、泣いても笑ってもいませんが、見る人の心の状態によって、違って見えたりするようです。
そんな、不思議でやさしい作品たちです。
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「生きるのそばに」
アルパカの兄弟は、そんな想いを込めたブランドです。
日々のなかの、うれしいときも、かなしいときも、
何気ない瞬間に、そっと寄り添ってくれるように。
小さな命のかけらのような作品を、ひとつひとつ心を込めて制作しています。
陶土作品は、その時の心で生まれた一点もの。
どの子にも、それぞれ一人ひとりの空気と時間が流れています。
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~作品のお取り扱い~
・紫外線は素材劣化の原因となりますため、直射日光を避けてください。
・シールなど粘着性のあるものを貼らないようご注意ください。
・繊細な作品ですのでやさしくお取り扱いください。
・表面は傷つきやすいため、鋭利なものとの接触にご注意ください。
・一輪挿しは耐水性ではありません。ドライフラワー専用としてご使用ください。
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※お使いのモニター環境により、実物と色味が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
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【販売サイト・SNSまとめ】
https://lit.link/alpacano
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